病院で最後を迎える方が多くなって来た昨今、安心して看取るためには、、。
  臨終の安らかならんことを祈るのが、仏教の看取り方です。
  「有終の美」「終わりよければ」と言われる様に最後の最後、見送る方も、見送られる側も共に、「これでよかった」「ありがとう」の心が生まれることが臨終安らかならんことにつながります。
1. ご当人が、まだお話できるようでしたら最後のことばをお聞きしましょう。
2. 時々、身体四肢をもみほぐし手を握ってあげましょう。
  仏教では「空」とか「仏さま」とか「帰元」とか言い、生まれてくる以前(空)のいのちのふるさとに帰ることになるのです。ですから仏さまの道を安らかに歩まれるような言葉をかけてあげましょう。例えば、
  「ありがとう」
  「仏さまが見守ってくれますよ」
  「ふるさとに戻るんだよ」
  「私がいるから大丈夫」
  「お父さんお母さんのところに戻るんだよ」
  好きな歌を歌ってあげるのもよいでしょう。
3. 時々、お唱えします。
  お唱えします
  これは、安らかな仏の道(ターミナル)を歩む第一歩のお唱えです。
4. 臨終の時には、手を合わせ(できればご当人も)
  お唱えします
  三度お唱えします。
5. 末期の水を差し上げます。
  割り箸の先を、綿でくるんだもので各々口元に水を注ぎます。
6. 枕元に香炉と一輪花立て、燭台を供えます。
   
  以上、最期の看取りの一例です。あわてずに心の準備が必要です。
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